展示車・試乗車はお買い得なのか?
展示車・試乗車は、新車や未使用車とは違って不特定多数の人が運転していますが、そこが気にならなければ、新車や未使用車よりも安価で買うことができて、また値引き交渉する必要もありません。
つまり、楽に安価に買うことができるのですね。
しかし、実は、お得ではない展示車・試乗車もあります。また展示車・試乗車は常に市場に出ているわけではありません。どのようにして見つければいいのでしょうか。
そこで、ここでは展示車・試乗車を買おうと思っている人に役立つであろう情報を紹介します。
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展示車・試乗車の価格のからくり
巷では、つぎのように言われています。
・展示車や試乗車を扱っているのがディーラーの場合、どのくらい売れ残っているのかの「期間」が販売価格に影響するといわれています。これは、展示車や試乗車は減価償却で販売価格が決まるためだといわれています。
・だから、中古車として販売されてすぐだと割安感はなく、6か月以上時間が経過したものだと割安になるといわれています。
どういうことでしょうか。
中古車は、ふつう市場の需要と供給で価格が決まります。
<例>
・お客:「この車は200万円でも買う!」→中古車の販売価格はお客がこのように思っている限り「220万円」
・お客:「この車は50万円でも買わないな…」→中古車の販売価格はお客がこのように思っている限り「40万円」
※数値は適当。
しかし、展示車・試乗車は減価償却で販売価格が決まるといわれています。
<例>
販売価格200万円。減価償却により、毎月3万円ずつ価格が下がっていく。
・販売直後:200万円
・1か月後:197万円
・半年後:182万円
※数値は適当。
登録されてから時間が経てば経つほどお得になっていくわけです。
裏を返せば、登録されてまだ時間が経っていない展示車・試乗車だと割高なので、
新車や未使用車を買うほうがかえってお得かもしれません。
なお、これはあくまで、ディーラーが扱っている展示車・試乗車の場合の話であって、中古車販売店の場合はその限りではないと思います(むしろ新車よりも高い展示車・試乗車もあるかもしれません)。
また、これは巷でささやかれている噂なのでその真偽はわかりませんが、新車よりもかなり割安なのは事実です。
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展示車・試乗車のなかでも安いのはカラー
展示車・試乗車を見ているとわかりますが、人気がなさそうなカラーだと安いです。
カラーを気にしないのなら、人気がなさそうなカラーを選ぶといいでしょう。
展示車・試乗車はネットで探すのが効率的
運よく展示車・試乗車があるディーラーに当たれば、ディーラーで買うことができるかもしれません。
だから、とにかくディーラーをまわるというのも展示車・試乗車を探すひとつの方法ですが、効率が悪いです。
わたしが、お勧めしたいのはネットです。
わたしは具体的にはつぎの手順で展示車・試乗車を探しました。
1.「カーセンサー」で希望する車種で検索。
2.住んでいるところから行ける範囲で地域を絞り、走行距離が短い順で並べる
3.走行距離が100キロ未満は展示車、100〜1000キロは試乗車の可能性が高いのでそれを「お気に入り」に入れる。
4.上記3のうち、ディーラー系の中古車販売店「以外」は削除する(ディーラー系の中古車販売店はさすがに詐欺などはないと思うため、少々割高でもわたしはディーラー系の中古車販売店に絞りました)
この方法だと、一気に探すことができるので便利です。
ただ、情報が古くてすでに売れていることもあるので、かならず電話して在庫を確認するようにしましょう。
展示車・試乗車が試乗にでやすい時期
決算期の勝負が終わった4月、5月、6月が展示車・試乗車がでやすいといわれています。
ほかにも消費税があがった後なども、展示車・試乗車がでやすいと予測できます。
つまり、メーカーが本気になって仕掛けた後に展示車・試乗車がでやすいということではないでしょうか。
ちなみに、展示車・試乗車は人気があるので、早い時期に売れてしまいます。これらの展示車・試乗車が出やすい時期が来る前に、車種を絞って新車の見積もりをとっておくことをお勧めします。
あくまで中古車なので事前に電話で確認しよう
ディーラー系の中古車販売店なら安心できると思いますが、念のために定期点検記録簿があるのか、ワンオーナーなのか、本当に展示車・試乗車なのか確認しましょう。
わざわざ出向く必要はなく、電話で聞くといいでしょう(現地に行った際も定期点検簿を見せてもらったり、本当にワンオーナーなのか確認したりしましょう)。
展示車・試乗車を選んで100万円ほどお得に買えた!
ちなみに、わたしも結果的に展示車・試乗車にして、100万円ほどお得に買うことができました。