中古のトヨタiQを購入!乗り心地や不便な点は?
トヨタiQといえば、車好きが乗るような車のようですが、わたしは駐車場の空きスペース、セカンドカーを買うそもそもの動機から、中古のトヨタiQのほかに選択肢がありませんでした。
そんな、わたしの感想。
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1.ドアがやたら大きい
ドアがやたら大きいです。
狭い駐車場に停められても、気軽にドアを開けられないと思います。
前のオーナーがドアパンチ対策の「ドアモール」をつけていた理由もよくわかりました。
2.左側に死角が多い
試乗のときから「右側の視野はいいけど、左側の死角が多い」と感じていましたが、実際に乗ってみても、やはり左側の死角が多く感じます。具体的には――。
・左前が見えづらいので、狭い路地に左折する際に左前をぶつけそうな感覚になる。
・左後ろが見えないので、左折の際、左後ろから来る自転車などが見えづらい。
このうち、後者の死角を解消するために、「ナポレックス(NAPOLEX) ミラー Broadway (ブロードウェイ) レーンチェンジミラー ブラック BW-31」という補助ミラーを買って取り付けてみましたが、左折のときに補助ミラーを見るタイミングがないことが多いので、あってもなくても…という感じです。
3.駐車しにくい
ドアが大きいので、きちんと駐車しないとドアを開くことさえできません。
ほかの車ならドアミラーで車の位置を調整しますが、トヨタiQの小さなドアミラーだと左側の駐車場のラインも縁石も見えません。
いちいち、左側のドアミラーを下げないといけないようですが、下げても見づらいことも…。見えないことさえあります…。
左側のドアミラーにパーキングミラーをつけることも考えましたが、ドアミラーに貼り付けるタイプは、車線変更のとき、左折の巻き込みの確認のとき、つまり危険度が高いときに、かなり邪魔だろと思い、却下。
ドアミラーの下に貼り付けるタイプは風圧で飛ばされたらどうするんだ、と思い、却下。
左側だけ、フェンダーミラーをつけようとも考えたのですが、コストの面で却下。
今は、後を見るだけで大体の駐車の位置がわかるようにはなりましたし、このまま乗り続ければ駐車の感覚が身に付きそうですが、やはりドアミラーで確認したいですね。
4.エンジンの振動がかなり不快だけど――。
三気筒のため、そもそも振動が大きいそうですが、車酔いしそうになります。
ただ、それは低速のときの話。
速度が出れば出るほど振動が気にならなくなって、ふつうの車に乗っているのと大差ないように感じました。
ただ、速度が出れば出るほど道路の凹凸にモロに影響されてしまいますが…。
5.バックモニターは重宝
家の駐車スペースは、ほぼ3メートル。
トヨタiQの車長も、ほぼ3メートル。
数センチ単位のギリギリの駐車になるため、バックモニターをつけてもらったのですが…。
単にトヨタiQに慣れていないだけ、というのもあると思いますが、後も見えにくいので、バックモニターは自宅以外でも重宝しそうです。
…中古のiQを見ていたとき、後ろをぶつけた跡があったiQがあって「こんなに車長が短いのに、なぜぶつけるんだ?」と思っていましたが、実際に乗ってみると「ぶつけるかも」と思いました。
――悪い事ばかりですが、実は想定よりもいいこともありました
6.走行距離100〜200キロくらいならドライブもできそう。
オモチャみたいな車なので走行距離20キロくらいしか走れないだろうな、と考えていましたが、長距離でも全く問題ありませんでした(疲労感は大きいですが、これは個人差でしょうし)。高速にも乗っていますが、法定速度ならばまったく問題なし。
普通車と大差ないように感じることさえあります。
7.車内が意外に広い!
はじめは「めちゃくちゃ狭いな」と思っていましたが、今は、案外、広いと感じています。
※実際に広いわけではなく、予想よりも広く感じているだけです。
というわけで、微妙な感じは否めないですが、セカンドカーとしてのトヨタiQは、そこそこ活躍しそうです。
ただし、期待が裏切られる車
「都内の狭いところをスイスイ走って、狭い駐車場でも停めやすい。中距離のドライブくらいならOK」というのがトヨタiQのコンセプトだと思っていました。
しかし、車幅はふつうの車と同じくらい、左側に死角が多くて、ドアが巨大なので、ちがうようですね。
・車幅はふつうの車と同じくらい → 狭い道を通るとき今まで通り気を遣う。狭い駐車場のとき、今まで通り、横のスペース、つまりドアを開く分をきちんと確保しないといけない。
・左側に死角が多い → 「狭い道+左折」のときに気を遣う。狭い駐車場のとき、左のサイドミラーを見て車の位置調整することができない。
・ドアが巨大 → 狭い駐車場では致命的
・中距離だけではなくて、長距離の運転もできる(乗り始めのころは、「中距離はいけても長距離は…」と思っていましたが、長距離でも案外いけそうな乗り心地)
狭い道、狭い駐車場でもスイスイのような「小さい車」からイメージされることは苦手で、「まさかこんなに小さな車が…」と思われる長距離の運転は得意。
どういうコンセプトの車なのですかねー